天神エリア オフィス情報2018年版中央区エリア情報

天神エリアは九州を代表する商業施設集積地と銀行・証券会社の金融関係が入居するオフィス街が混在したエリアである。特に明治通り沿い・渡辺通り沿いには有名企業が多く入居しており、天神1丁目(東側)エリアの再開発事業(天神ビッグバンプロジェクトの第一弾)も容積率の緩和や航空法による高さ制限が更に緩和(現在の約76mから西側は約115m、東側は約99mに)されたことで、ようやく始動した。
工事期間中はエリア環境やオフィスワーカー数からも寂しさを感じるかもしれないが、商業人口は相変わらず多く、施設も九州一番の激戦区にパルコ、ヴィトン、バーニーズNY、フォーエバー21、H&M等が進出しており、パルコやソラリアステージの増床も行われた。
また、西側のエリア(旧大名小学校跡地)でも再開発事業が始動し、今年度中に事業者が決定する予定で、5つ星ホテルとハイスペックオフィスになる可能性も高く、期待は最高潮に達している
天神ビジネスセンター建設予定地
天神ビジネスセンター建設予定地
福岡パルコ
福岡パルコ



青枠部分:旧大名小学校跡地 赤枠部分:西鉄が2017年に取得した土地 跡地の東側は西鉄グランドホテル


オフィス相場概況

もともと福岡市内では一番賃料水準の高い地区であり、他エリアとの賃料格差が大きかった。しかし、博多駅エリアにおける需要増加と景気の低迷による入居率の悪化により大幅な値下げが当エリアにおいても数年前までは実行されていたが、一昨年でほぼ満室稼働となり、共益費込み坪15,000円から20,000円に改善されている。
現在では、築年数のあるビルでも坪あたり15,000円(共益費込み)の相場感が戻っているが、その影には、天神ビッグバンの再開発事業により大型の空室が事業者で既に押さえられており、いまだ不足している状況がある。よって今後も市場には空室は出てこないことが予測され、立ち退き期限をもって移転先を探している企業にとっても、物件の探索が容易ではない市場であることは間違いない。
また北エリアの3・4・5丁目の中小規模のビルでも、相場感や空室率は改善しており、築年数の古いビルでも条件交渉はほぼ難しい状態。予算を重視して探索する企業には厳しい市場になってきていることは明白で、潤いのある大手企業に対し、中小・または地場企業にとっては、未だ楽ではない状況が続くだろう。