天神エリア オフィス情報2020年版中央区エリア情報

【天神エリア】は九州を代表する商業施設集積地と銀行・証券会社の金融関係が入居するオフィス街が混在したエリアである。特に明治通り沿い・渡辺通り沿いには有名企業が多く入居しており、商業人口は相変わらず多く、施設も多い。天神1丁目(東側)エリアの再開発事業(天神ビッグバン計画の第一弾)も容積率の緩和や航空法による高さ制限が更に緩和(現在の約76mから西側は約115m、東側は約99mに)され、ようやく工事も進行中。

その隣接ブロックでも西鉄の区画一体開発も今期より始まり、いよいよ本格稼働の「天神ビッグバン」。西側のエリア(旧大名小学校跡地)でもオフィスやホテル(ザ・リッツ・カールトン)が入る24階建ての再開発事業がすでに始動しているので、工事期間中は現場の多いエリアでオフィスワーカー数からも寂しさを感じるかもしれないが、大きく様変わりするこのエリアへの期待は最高潮に達している。
天神ビジネスセンター建設予定地
天神ビジネスセンター建設予定地
大名小跡地
大名小跡地


オフィス相場概況

もともと市内では一番賃料水準の高い地区であり、他エリアとの賃料格差が大きかった。しかし博多駅エリアにおける需要増加と、景気の低迷による入居率の悪化により大幅な値下げが当エリアにおいても数年前までは実行されたが、今ではほぼ満室稼働となり、共益費込み坪18,000円から25,000円に改善されている。現在では築年数のあるビルでも坪あたり18,000円(共益費込み)の相場感が戻っているが、その影には、天神ビッグバンの再開発事業による大型の空室不足の状況が後押しした。この問題を少しでも解消する為、北エリアでは商業ビルをオフィスに改装して仮移転先としたビルも用意されたが、立ち退き期限をもって移転先を探している企業にとっては、探索が容易でない市場であることは間違いない。

また北エリアの3・4・5丁目の中小規模のビルでも、相場感や空室率は改善しており、築年数の古いビルでも条件交渉はほぼ難しい状態。予算を重視して探索する企業には厳しい市場になってきていることは明白で、潤いのある大手企業に対し、中小・または地場企業にとっては、未だ楽ではない状況が覗える現象といえるだろう。