また、KITTE博多内にマルイが福岡進出後、駅前北部のバスターミナルビルから2階ペディストリアンデッキで南部の博多駅前4丁目まで連結され、人の回遊性が高まった。中央部(西部)には、博多区役所や伊予銀行(I-FOREST博多駅前)の建て替えが完了。天神南~櫛田神社前~博多駅の地下鉄の七隈線延伸も開通した今、インバウンド効果も戻り、毎日観光客の姿が目につく。「博多コネクティッド」計画により、本エリアでは西日本シティビルが竣工したが、福岡センタービルの再開発や南に位置する日本生命博多駅前ビル、北部の博多新三井ビルの建て替え計画、これらすべては博多駅前エリアの「顔」となる一等地にあるがゆえ、博多が様変わりする未来への期待は非常に高まっている。

西日本シティビル

博多駅より大博通り方面
かつては、リーマンショックの影響で成約賃料のダンピングが実施され、既存の大型物件も、市場ニーズに柔軟に対応するケース(共益費込8,000円~9,000円)が目立った。そのため人気も高く、2019年頃には入居率も改善された。その後、景気回復と新築による供給不足により、品薄の状態が続き、大通り沿いの新築大型ビルなら共益費込22,000円前後、築年数の古いビルでも賃料水準は18,000円前後まで一時上昇。中小規模の物件については14,000円前後、築年数が比較的浅めの物件(平成竣工)は完全に空き待ちの状態にあった。
その後、新型コロナウイルスの影響により、市場では坪当たり20,000円前後への見直しを図る流れとなり、賃料を現状維持のままで、フリーレントを複数ヶ月付加して対応を行うケースも見られる市場になった。比較的人の流れが弱かった博多駅前の南側に大型オフィスビルが竣工後、南側エリアにデッキが繋がることにより人の回遊性がアップした。また同エリアで数年前に竣工した大通り沿いでない大型新築ビルでも坪当たり20,000円以上で満室の高稼働、中央街や駅前1等地では坪当たり30,000円以上の物件も存在し、既存の通り沿い物件でも17,000~18,000円が相場となっている。ゆえに、相場に近い賃料設定のビルについては空き予定の段階で決定しているエリアであり、まだまだ人気があるエリアであることは間違いない。





