博多駅前エリア オフィス情報2018年版博多区エリア情報

博多駅前エリアは天神地区と人気を二分する地区で、オフィスビルの棟数は本エリアが上回っている。ゆえにアクセスの割に賃料も割安感があり、エリアの人気が高い。またこのエリアは、九州新幹線の開業時から駅ビルの商業施設に集まっている人をいかに周辺に流出させるかに数年前から取り組んでいる。

由緒あるお寺の多い駅前1丁目までのペディストリアンデッキ(歩行者専用の車道横断2階通路)も開通し、文化・歴史的エリアへの回遊・誘導も整備されたが、これからは更に歴史感溢れる町並み作りの整備が行われ、都会の中でも二面性の色を持つ街作りが計画されている。一方では、KITTE博多内に丸井百貨店の福岡初進出と、隣接するJRJP博多ビルの竣工で、ペディストリアンデッキで南部の4丁目まで繋がるプロジェクトや、天神~キャナルシティ~博多駅の地下鉄の新ルートの工事も着々と進行(2022年度開通予定)中。インバウンド効果も今なお高く、ビジネスだけでなく、観光や商業での人の流れが溢れ、いまではオフィスビルではなく、ビジネス及びシティホテルの着工ばかりが進んでいる
博多駅より大博通り方面
「博多駅より大博通り方面」
博多駅よりはかた駅前通り方面
「博多駅よりはかた駅前通り方面」


オフィス相場概況

一昨年までは、リーマンショックの影響(営業所の撤退や売り上げ低迷など)や新築ビルへの移転による大きな面積の解約も出た事から、空室改善対策として、成約賃料のダンピングを実施してきた。既存の大型物件も、市場ニーズに柔軟に対応するケース(共益費込み9,000円~8,000円)が目立ったため人気も高く、昨年には既に入居率も改善した。その結果今では品薄は否めない事実で、大通り沿いの大型ビルなら15,000円(共益費込)、築年数の経つビルでも賃料水準は13,000円前後まで上昇している。中小規模の物件についても、10,000円前後で、築年が比較的浅い物件は完全に空き待ちにある。

また、中央街の駅前南エリアに今春竣工のオフィスビルがあり、その道路を挟んだ南側立地にバスセンター・オフィス・住宅の新築計画(筑紫口の観光バス渋滞が緩和される効果大)も始動している。よって、駅前でも比較的人の流れが弱かった南側エリアにもデッキが繋がることにより人が流れ、賃料相場アップにも拍車がかかり今後期待は高まっている一方、50坪以上の貸室探しは空き予定情報でないと希望の物件には出会えない市場になっている。