博多駅前エリア オフィス情報2020年版博多区エリア情報

【博多駅前エリア】は天神地区と人気を二分する地区で、オフィスビルの棟数は本エリアが上回っている。ゆえにアクセスの割に賃料も少しばかり天神地区より割安感があり、人気が高い。またこのエリアの北部・隣接する北西部には歴史ある寺社が連なっている。その価値を更に輝かせる為に「博多旧市街プロジェクト」が始動しおり、インバウンド対策に取り組んでいる。現在は「承天寺通り」なる通りや出来町公園をリニューアルし観光バスの乗降場・観光広場としての整備を行い、今春には観光施設もオープン。今後もさらに歴史感溢れる町並み作りを行う為、本エリアの新築計画ビルも本プロジェクトの規制を受け入れるがゆえに、個性溢れる楽しみな物件になることは間違いない。伝統・文化を際立たせる魅力ある街づくりは更に加速していくだろう。

一方では、KTTE博多内にマルイの福岡初進出と、隣接する大型ビル2棟の竣工で、ペディストリアンデッキで南部の博多駅前4丁目まで繋がるプロジェクトや、天神~キャナルシティ~博多駅の地下鉄の新ルートの工事も着々と進行中(2022年度開通予定)。インバウンド効果も今なお高く、ビジネスだけでなく、観光や商業での人の流れが溢れ、ここ数年ではオフィスビルではなく、ビジネスホテル・シティホテルの着工ばかりが進んでいるが、昨年の「博多コネクティッド」計画の発表により、本エリアでは西日本シティ銀行の本店及び駅前1丁目・駅前1丁目別館の建て替えが発表され、一等地にあるがゆえ、非常に期待は高まっている
建て替え予定の西日本シティ銀行本店本館
建て替え予定の西日本シティ銀行本店本館
博多駅より大博通り方面
博多駅より大博通り方面


オフィス相場概況

リーマンショックの影響(営業所の撤退や売り上げ低迷など)による空室改善対策として、成約賃料のダンピングを実施してきた。既存の大型物件も、市場ニーズに柔軟に対応するケース(共益費込8,000円~9,000円)が目立ったため人気も高く、数年前には入居率も改善した。景気回復と新築不足により、今では品薄は歪めない事実で、大通り沿いの大型ビルなら共益費込20,000円以上、築年数の経つビルでも賃料水準は17,000円前後まで上昇している。中小規模の物件についても、12,000円前後で、築年が比較的浅い物件は完全に空き待ちの状態にある。

また駅前南エリアに大型オフィスビルが現在建築中。よって、駅周辺エリアでありながら、比較的人の流れが弱かった南側エリアにもデッキが繋がることにより人が流れ、人の流れの回遊性は高まっている一方、50坪以上の貸室探しは空き予定情報でも希望の物件には容易には出会えない市場となっている。