【百道エリア】はオフィスビルの棟数は6棟と少ないがパナソニック、IBM、富士通などのオフィスがあり、福岡の放送局2社の本社がある。周辺には、福岡タワーやマリゾン（ウォーターフロントの複合商業施設）をはじめ、福岡PayPayドームやヒルトン福岡などの福岡を代表するメジャースポットがあり、領事館や博物館、隣接してマンション・戸建などの高級住宅が並んでいる。また、福岡PayPayドームに隣接して、三菱地所による商業施設「MARK IS 福岡ももち」が開業。隣地にはタワーマンション2棟が完成し、新たなランドマークとなっている。

交通機関がバスに限られている為、イメージ的に不便さは拭えず、需要は多くない。しかしながら、長期化していた空室も改善され、博多、天神エリアにおける空室の減少が本エリアを選択肢の一つとして押し上げた要因であると考えられ、坪単価12,000円前後で推移している。天神ビッグバン以前においては、航空制限の兼ね合いで博多区・中央区より高層ビルがこのエリアだけ可能だったということも本エリアの特徴のひとつ。築年数があってもビルのグレードは良く、相場は安過ぎることはない。先端技術の会社が集積しているエリアで、バスの便は多く、都市高速バスであれば博多から約25分程である。しかし、交通が不便というマイナスイメージはいまだ払拭できていない事もあり、高稼働が続いているものの、賃料も大きな値上げまでには至っていない。